5月になると公園内の様子もすこし落ち着きを取り戻す。新緑の萌黄色だった若葉も緑の濃さを増し、野イチゴも花を終え赤い実が葉の間から見え隠れするようになった。そういえばウグイスの鳴き方も鳴き始めたころに比べればだいぶ落ち着いてきている。

クサイチゴの実 クサイチゴの赤い実が見られるようになった。ヘビイチゴの実が葉の陰に隠れてなっているのにこの実は葉の上の方になっていて良く見える。


ヤブジラミ セリ科ヤブジラミ属 東の正面入り口から入って20mほど入った道沿い左側に、群生とまではいかないが小さな塊を作って生えている。先端に白色の小さな花をつけ、小さな卵状の楕円形の毛の密生した実がついていた。<もっと詳しく>
同属のオヤブジラミによく似る。茎は直立し、上部は分枝し、高さは30-70cmになる。葉は長さ5-10cm、1-2回3出羽状複葉になり、小葉の羽片は細かく切れ込み、葉はやや厚い。両面に粗い短毛が生える。
花期はオヤブジラミより遅く、5-7月。茎頂か、分枝した先端に複散形花序をつける。花柄は4-10個とオヤブジラミより多い。花は白色の5弁花。複散形花序の下にある総苞片は花柄と同数で細長く、小花序の下にある小総苞片もある。果実は長さ2.5-3.5mmの卵状長楕円形で、果実の刺毛は密につき、先端が鉤状に曲がる。
和名の由来は、藪に生え、鉤状に曲がった刺毛によって果実が衣服につきやすいようすをシラミにたとえたもの。


ハタケニラ 西の正門を入ってしばらく進んだところ、通路右側に小さな白い花を見つけた。道端では見かけるが、公園の中では見なれない花なのでネットで調べてみるとハタケニラらしい。<もっと詳しく>
5-6月頃に小さな白い花を咲かせる。散形花序で、5-10個前後を同時につける。花びらは6枚で、主につぼみの時には赤みを帯びることがある。開いた花びらの外側に褐色の筋が入る。
本種は花から種子を形成する他に、地下茎に鱗茎を形成し、繁殖する。特に鱗茎による繁殖力は驚異的であり、しばしば害草として扱われる(#繁殖力と駆除も参照)。
こうした性質から、特に農地での影響は深刻であり、農業に従事する者からは強害草として忌み嫌われる。<Wikipediaより ハタケニラ – Wikipedia>

ウコギの幼木 4月にはウコギの新芽が地面から芽吹いているのがあちこちに見られたが、気が付いてみると径がまっすぐに立ち上がった幼木が目に留まるようになった。成長の早さに驚く。

セイタカアワダチソウ 公園の東屋の脇の一角にセイタカアワダチソウの群生がある。今は未だ20~30cmの背丈であるが秋には人の背丈ほどに成長し、黄色い粒状の実を付ける。<もっと詳しく>
背の高くなる多年生草本。地下茎を伸ばして良く増え、大きな群落を作る。背は高く、1–3メートル (m) に達する。花部以外には枝を出さず、多くは紫黒色に染まる。葉は茎に沿って多数が密生して付き、披針形で先端は伸びて尖り、長さ6–13センチメートル (cm) 、幅1–2 cm。葉脈は主脈と1対の側脈、計3本の脈が目立つ。また茎や葉の全体に短くて固い毛が多く、手触りがざらついている。ロゼットで越冬する。
花期は晩秋(10月 – 11月)。花序は全体としては高さ10 – 50 cmの円錐花序となり、個々の枝は小さな頭花を総状に多数つけ、そのような横枝が主軸に対して直角に近い大きな角度を成して広がる。つまり主軸が上に伸びるのに対し、多数の花をつけた横枝が水平に近い方向へ伸びて、しばしば弓なりに反り返り、上側に偏って多数の黄色い花をつける。総苞は長さ3.5–4.5ミリメートル (mm) 、舌状花の花冠は長さ4 mm。舌状花は雌性で、花柱の先は2裂して裂片は糸状になる。筒状花は両生で、花柱の裂片は長楕円形で扁平になる。


ヤブミョウガ ツユクサ科ヤブミョウガ属の植物 他の植物の陰に隠れていたが成長が早いせいか5月になると頭一つ抜け出し林のあちこちで目立つようになる。<もっと詳しく>
/more5月頃から発芽し、夏にかけて草丈 50cm〜 1m 前後に生長、ミョウガに似た長楕円形の葉を互生させ、葉の根元は茎を巻く葉鞘を形成する。葉は茎の先端部分だけに集中する。なお本種の葉は表面がざらつくところ、葉が2列に出ないことなどでミョウガと区別できる。なお、ミョウガはショウガ科であり、花の構造は全く異なる。
8月頃になると茎の先端から花序をまっすぐ上に伸ばし、白い花を咲かせる。花には両性花と雄花があり、前者は白い雌蘂が目立ち、後者は黄色い葯の付いた雄蘂が目立つところで判別できる。白い花弁が 3枚、萼も白く 3枚、雄蘂 6本、雌蘂 1本で、花冠の直径は 8mm 程度である。
花が終わると初秋にかけて直径 5mm 程度の球状の実を付け、じきに葉を落とす。実は若いうちは緑色で、熟すと濃い青紫色になる。この種子のほか、地下茎を伸ばしても殖え、群生する。


ムラサキシキブ 5月に入ると実生から育った幼木がが目立つようになった。葉の形は成木のそれと似ているが軸部から葉柄、葉脈が紫色であるのが特徴であるが、Wikipediaの解説で一年枝は灰褐色でほぼ無毛であるとあるので、もうすこし観察する必要がある。


エゴの花 4月に若葉を伸ばしていたエゴノキ、5月に花を付けたのが目に入った。小さな花であるが最盛期には木全体に花が咲くので緑の景色の中に白く浮き上がって見える。

